楠精一郎儀永眠いたしました

楠精一郎儀かねて療養中のところ、2006年(平成18年)10月25日すい臓がんのため永眠いたしました。

故人は当ブログ開設以降、精力的に投稿を続けておりましたが、すい臓がんの告知後、治療に専念することとなり、ブログの更新を中断しておりました。
再開されることなく息を引き取ることになり、誠に痛惜の念に耐えません。

わずかな期間ではございましたが、当ブログをご覧いただきました皆様には、故人に代わりまして心より御礼申し上げます。

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0 Responses to 楠精一郎儀永眠いたしました

  1. 田邉高太郎 says:

    本日お通夜出席して参りました。
    生前先生は「西尾末広の本だけは書き上げないと」と口癖のように仰っておられました。
    東洋英和女学院大学での先生の講座を急遽6月からお引き受けした後、メールや電話でお見舞いに伺います、何かお手伝いあればお近くですから車で伺いますと何度も申し出る僕に「講義を頼みます、学生の指導をしっかり。後は君の勉強と研究を。見舞いは不要です」と最後まで教育者としての姿勢を堅持された先生。
    ご自宅のリビングで、ご両親と奥様を残していけないよ、とぽつりと呟かれた姿が今でも想い出されます。
    滅多に声を荒げたことのない、すさんだ現代において「先生」と呼ばれるに値する真の人格者であられました。先生、安らかにお眠り下さい。合掌

  2. 大澤ますみ says:

    楠先生 先生とこんなに早くお別れの日が来るなんて思ってもいませんでした。
    今日の告別式は、涙がとまりませんでした。祭壇のお写真が、「がんばっていますか」とやさしく話しかけてくださっているようでした。ゼミ生から、とてもつらそうにしておられた様子をきいていたのに、闘病のお顔すら、想像できませんでした。
    高崎経済大学の卒業アルバムを見ていたら、先生の講義のお姿がほかのどの先生よりも大きく撮られていました。
    わたくしが先生のゼミに入りたいと思ったのも、大学の中で、もっとも先生の講義が迫力があり、熱心に研究の過程を講義してくださる先生に感動したからでした。先生が、まだ30歳のころでした。講義は内容だけではなく、それを教え導いてくださる先生のお人柄が何より聞く学生の心をとらえるのだと、当時考えました。そして今、高校生を前に、私自身は先生のように誠実に授業をしているのだろうか、と今日お別れの日、先生のお顔を見て、自ら反省していました。先生の学生に対するあたたかいご指導と研究熱心な教育者としての姿勢をいつまでも忘れません。
    先生、安らかにお眠り下さい。合掌

  3. 高崎経済大学最後の楠ゼミ生 says:

    楠先生。嘘ですよね?もう年賀状もらえないんですか?
    先生と最後にお会いしたのはもう10年ほど前になります。先生の声を最後にお聞きしたのが2年ほど前です。最後となってしまった年賀状には、今年こそ高崎経済大学のゼミOB会に参加してくださいと一言書きがあったのを覚えています。結局、一度も参加することはなかったです・・・。
    今年の4月から、一年の予定でアメリカに派遣されています。今日、先生と久しぶりにコンタクトを取りたいと思いましてネットを検索していたら・・・。何度も何度も調べてしまいました。先生の年齢からは、想像ができなくて・・・。今年は、こちらからクリスマスカードを出そうと思っていた矢先に・・・。帰国したら、久しぶりに先生とお会いしたいと思っていたのに・・・。
    今でも鮮明に、どうしても先生にゼミに入りたかったのを覚えています。ただ、先生のゼミは人気があったので、入れるかどうか分かりませんでした。だから、先生のゼミには入れた時は、凄くうれしかったのが懐かしいです。私の大学生活は、楠ゼミを抜きには語れません。もう二度と先生の笑顔と温かい人柄に触れられないのが残念で仕方ありません。
    最後に、先生といつでも再会できると思って長らくご無沙汰していたのが後悔してもしきれません。
    先生、安らかにお眠り下さい。合掌

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